「勝率が高い手法」を探していませんか?
残念ながら、どんなに優れた手法でも、100%勝ち続けることは不可能です。プロトレーダーでも勝率は6割〜7割程度。負ける時は必ずあります。
初心者が退場してしまう最大の原因は、手法が悪いからではなく、「たった1回の負けで再起不能になる」からです。いわゆる「コツコツドカン」です。
今回は、私が初心者の頃に何度も口座を飛ばして学んだ、絶対に守るべき「資金管理の鉄則」をお伝えします。
1. 手法よりも大切な「生き残る技術」
スキャルピングは短期間でトレードを繰り返すため、資金の増減が激しくなります。
もしあなたが、「なんとなくこれくらい」でロット数(取引量)を決めているなら、それはトレードではなくギャンブルです。
「次の1回のトレードで、最大いくらまで失っていいか」
これをエントリー前に決めておくことが、トレーダーとして生き残るための唯一の条件です。
2. 破産を防ぐ「2%ルール」とは?
世界中のトレーダーが実践している有名なルールがあります。それが「2%ルール」です。
1回のトレードの損失額を、口座資金(余剰資金)の2%以内に抑えること。
例えば、口座資金が10万円の場合、1回の負けで失っていいのは2,000円までです。
「たった2,000円?」と思うかもしれませんが、これが重要です。
- 2%なら、5回連続で負けても資金の約90%が残ります。
- もし10%のリスクを取っていたら、5連敗で資金は半分になります。
2%の損失なら、メンタルへのダメージも少なく、冷静に次のチャンスを待つことができます。
3. 損切りラインの正しい決め方
2%ルールを守るためには、「どこで損切りするか」をエントリー前に決める必要があります。
手順:
- チャートを見て、根拠が崩れるポイント(直近安値の少し下など)に損切りラインを決める。
- エントリー価格から損切りラインまでの幅(pips)を測る。
- 損失額が「資金の2%」になるようにロット数を逆算する。
「1ロット持ちたいから、損切りはこの辺でいいや」と、ロット数ありきで損切り位置を決めるのは絶対にNGです。根拠のない損切りは、ただ狩られるだけです。
4. ハイレバレッジ=危険ではない
「ハイレバは危険」という誤解がありますが、資金管理さえできていれば、ハイレバは味方になります。
EXNESSのような「レバレッジ無制限」口座を使うと、必要証拠金が少なくて済むため、「損切りラインまでの距離」を柔軟に設定できます。
逆にレバレッジが低いと、必要証拠金が多くなりすぎて、適切なロット数を持てなかったり、強制ロスカットされやすくなったりします。
「リスク=ロット数 × 損切り幅」です。レバレッジの倍率自体がリスクを決めるわけではありません。
5. まとめ:次のトレードのために資金を守れ
スキャルピングで稼ぐための順序は、以下の通りです。
- 資金を守る(リスク管理)
- 大負けをなくす(損切りの徹底)
- 利益を積み上げる(手法の実行)
まずはデモ口座や少額資金で、「2%ルール」を徹底して守る練習をしてください。それができれば、あなたの資産は自然と右肩上がりになっていくはずです。
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